個人輸入代行とは?メリットやデメリット

個人輸入代行というサービスがあることをご存じでしょうか。全く知らない方やなんとなく聞いたことがあるという方が多いかもしれません。
そもそも個人輸入代行とは一体どういったサービスなのでしょうか。
たとえば、海外から医薬品を購入したいと考えたとします。海外から購入するためには、法律に基づいた様々な手続きが発生し、簡単には購入できません。
これは日本が医薬品の流通に関して厳しく取り締まっているためといえます。その複雑な手続きを代わりに引き受け、医薬品の購入をお手伝いしてくれるサービスが個人輸入代行です。
個人輸入代行は法律で認められているため利用しても問題ありません。ただし、利用の仕方に注意しなければ違反になってしまうこともあるため、知っておく必要があります。
利用前に知っておくこと
注意しなければいけない点は、必ず使用する本人が購入する点です。
個人輸入代行は法律で認められていますが、あくまでも個人での利用が原則です。購入した商品を転売するといった行為は違反となります。
また、使用者の代わりに第三者が購入し、譲渡することも違反になるので注意が必要です。たとえば、母親が薄毛に悩んでいるとします。母親のために娘が代わりに個人輸入代行を利用して薄毛治療薬を購入します。届いた薄毛治療薬を母親に手渡します。これも違反となるのです。購入者と使用者の関係性や金銭のやり取りに関係なく、購入した医薬品が他人の手に渡ることが違反になるということを知っておきましょう。
さて、個人輸入代行の簡単な説明と注意点はご理解いただけたでしょうか。理解を深めるなかで、「法律で認められているのであれば使ってみたい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな人のために、個人輸入代行を利用することで得られるメリットとデメリットについてまとめてみたので参考にしていただければと思います。
メリット
・クリニックに受診することなく薬を購入することが出来る
・費用を薬代だけに抑えることができる
・ネット通販のように簡単に購入できる
・効果的な海外製品を購入することができる
・輸入する際の複雑な手続きを代行してくれる
デメリット
・購入に関しては全て自己責任・自己判断となる
・手元に届くまでに時間がかかる
・クリニック受診と違い医師に相談することができない
個人輸代行を利用するにあたってはこのようなメリット・デメリットが挙げられます。
個人輸入代行に限らず、何かのサービスを利用するにあたってリスクはつきものです。
どれだけ優れた医薬品でも使い方を間違えれば大惨事を引き起こしかねません。何事も正しく理解し、利用することができればリスクを避けることは可能であるといえます。
クリニックを受診する時間がない方や、診察料などの費用を抑えたい方にとって、個人輸入代行はとても便利なサービスだといえるでしょう。